久しぶりの入荷。
Very Very Very Rare !
北をカリブ海に面し、
ブラジルの上に位置する小さな国
ガイアナ共和国出身のSax奏者
”Harry Whittaker”が率いるJazzカルテット
“560 Jazz Quartet”が1965年にリリースした
Killer Caribbean Jazz LP !
全曲カヴァーで、カリブムード満載のJazzや、
ワルツジャズ、カリプソジャズ等のカヴァーなど、
有名曲を彼らなりにアレンジして演奏しています。
B面はメドレースタイルで、ライナーによると、
年越しの14分前から、スローな曲から演奏開始し、
新年を迎えるドラムロールから
流れるようなアップテンポなCalypso Jazzへと演奏し、
新年を祝っています。
収録曲は下記の通りです。
A1. Blue Moon
A2. Taking A Chance On Love
A3. Softly, As In A Morning Sunrise
A4. Over The Rainbow
A5. Lover
A6. Wonderful
A7. It Might As Well Be Spring
B1. More
B2. Tenderly
B3. One Day When We Were Young
B4. Around The World
B5. Now Is The Hour
B6. Auld Lang Syne
B7. For He’s A Jolly Good Fellow
B8. Creole Jump Up
560 Jazz Quartetのメンバーは下記の通りです。
・Alto Sax - Harry Whittaker
・Piano - Hugh Sam
・Drums - Art Brooms
・Bass - Morris Watson
この”Harry Whittaker”は、資料によると、
家族がミュージシャンをいう音楽一家に
1922年に生まれ、
母親からクリスマスプレゼントでもらった
ハーモニカを演奏することから
彼の音楽人生がスタートします。
若干14歳にして彼の父親のバンドで
クラリネットを演奏していましたが、
ある夜 Alto Sax奏者であった父親が酒酔いし
演奏できなくなったことから
お客さんをがっかりさせてはいけないと、
Saxを手に持ち演奏をしたことで、転機が訪れます。
当時ガイアナのトップバンドであった
”Tom Charles”が率いる”The Syncopators”や
“Al Seales & His Washboard Orch.”等とも
一緒にセッションしていました。
(右が"Harry Whittaker"、左は”Tom Charles”)
1956年には彼自身初となるバンドリーダーを務め、
(The Caribbean All Stars)
このバンドは短命でしたが、
1964年9月には この”560 Jazz Quartet”を結成。
彼らは当時ラジオ局(Radio Demerara)を
メインに演奏していたそうですが、
1964年10月11日にこのLPを録音、ヒットしたそうです。
1965年には”The Harry Whittaker All Stars”を結成し、
Jazzや Calypsoを演奏する中、
“King Fighter”や”Lord Inventor””Lord Canary”等の
アーティストともレコーディングしていたそうです。
その後1969年に、
あのJazzの名ピアニスト・バンドリーダーで
お馴染みの“Duke Ellington”が
ガイアナへツアーに来た際に演奏、
彼らに相当なインパクトを与えたそうです。
その時にDukeからアメリカ・カナダを
ツアーしないかとの誘いを、
「アーティストがツアーに行ってしまったら、
この国のシーンはどうなる?」
と言って断ったという逸話が残っています。
彼は伝説のUSのAlto Sax奏者
”Charlie Parker”に深く影響されたと後年語っています。
1991年に惜しくも亡くなってしまいましたが、
ガイアナのJazzシーンでは伝説の、
パイオニアの1人として今も語り継がれています。
(“Guyana Folk & Culture”、
“Music Life In Guyana”、
"Guyana Chronicle"より抜粋)
このLPは1965年のリリースですので、
彼が一番勢いのある時に録音されたものだと思います。
なかなか見かけないLPですので、
Jazzファンの方や、”Cook””Kay”等のCalypsoを
集めている方、レゲエ以外のジャンルを
クロスオーバーでPlayされている方には
是非チェックしてもらいたいです。
今回のは、今までで一番キレいです!
大推薦盤!!!
Condition :
[A面] VG++
盤の見た目は、うっすらとスレ・スリキズありますが、
とてもキレいです!
音の方は、全体的にうすくプレスノイズ、
所々でプチパチがあります。
音の抜けがとても良く、全体的には良好です。
(試聴で確認してください)
[B面] VG++
盤の見た目は、うっすらとスレ・スリキズありますが、
とてもキレいです!
音の方は、全体的にうっすらとプレスノイズ、
所々でプチパチがあります。
多少ノイズありますが、
音の抜けがとても良く、全体的には良好です。
(試聴で確認してください)
Clean Label Copy !!!
* 保管に起因するStorage Bendが
ホンのごくわずかありますが、
全く問題ありません。
[Jacket] VG+
表面は、上部に軽い折れ、
左下の角が小さくツブれていて、
うすいシミあります。
裏面は、上部に軽い折れ、シミあり。
ジャケの上の面の背中側1cmほど開いています。
(ジャケットを作る時にできたミスで、
ヤブれではありません)
ジャケの下の部分の真ん中あたりに1cmくらい
底抜けのような割けがあります。
* Oldiesのジャケによくあるスレなどは ほとんどなく、
全面の朱色の発色、裏の写真・クレジットなども
スレてなく、キレいな状態です。
Jamaica Press
* 過去に当店でこの”WIRL”の盤が何回か入荷しましたが、
今回のジャケ・盤が一番キレいです。
このコンディションで手に入れるのは、
かなり難しいと思います。
試聴はプレーヤーの再生ボタンをクリックしてください。
Sample (A面全曲1分づつ入っています)
Sample (メドレースタイルなので分割してあります)